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検査科

検査科紹介

当院検査科では耳鼻咽喉科領域における臨床検査を行っています。いわゆる聞こえの検査(純音聴力検査)や言葉の聞こえの検査(語音聴力検査)、鼻の通りの検査(鼻腔通気検査)やにおいの検査(基準嗅覚検査)などを行っています。
めまいの検査では、重心動揺検査や電気眼振図による小脳・脳幹の機能を調べる平衡機能検査も行っています。
また、聴覚検査では、ABRやASSRなどの他覚的聴力検査も行っています。
「正確に」「迅速に」を目標に、「凝視無形傾聴無聾」の態度で患者さまと接するよう質の高い臨床検査・リハビリテーションの実施に日々努めています。

診療支援部部長 橘内 健一

検査案内

当院検査科は、聴覚検査 (きこえの検査、こまくの検査など)・平衡機能検査 (眼振検査、重心動揺計検査など)・嗅覚検査・味覚検査などの生理機能検査を行っています。
生理機能検査は、 直接患者さんと接する臨床検査であり、検査を実施する際は患者さんの理解と協力が必要です。

検査科ホームページでは、検査の内容・目的・検査所要時間などをわかりやすく情報提供し、検査に対する理解や協力、 不安感の解消をして頂く事を目的として、検査についてまとめたものを以下に掲載しております。お時間のあるときにどうぞご覧下さい。

きこえのしくみ PDFをダウンロード
(264KB)
聞こえの検査 PDFをダウンロード
(183KB)
こまくの検査 PDFをダウンロード
(292KB)
ニオイの検査 PDFをダウンロード
(106KB)
眼の動きをみる検査 PDFをダウンロード
(92KB)
眼の動きを詳しくみる検査 PDFをダウンロード
(243KB)
体のバランスをみる検査 PDFをダウンロード
(365KB)
聞こえの検査
(他覚的検査)
聴性定常反応
(ASSR)の
検査について
その聞こえにくさ放置していませんか? PDFをダウンロード
(147KB)
耳の検査を受けられる方へ PDFをダウンロード
(340KB)

検査科ステイトメント

検査科ステイトメントとは

当院検査科では、患者さんと直に接する機会が多い生理機能検査が中心となる ため、平成12年から札幌・北見検査科合同で「一流のおもてなし」をテーマとした QC活動を開始しました。そして患者さん(満足度)とスタッフ(気遣い度)にアンケート調査を実施した結果、患者さんの満足度は約90%と高かったのですが、スタッフ の気遣い度は約70%と接遇に関しての意識が低いことがわかりました。
そこで対策として患者応対の仕方や心構え、医療従事者としての倫理も盛り込んで、これを文書化した『ステイトメント(声明文)』を作成しました。
現在は作成したステイトメントを検査スタッフに、より浸透させ、より積極的に実行できるようにすることを目的とし、ステイトメントの中から一ヶ月ごとに重点目標を決め、札幌・北見検査科スタッフ全員で患者様に満足して頂ける接遇を目指しております。

検査科ステイトメント

私たちは医療スタッフとして責任と誇りをもって行動します

「紳士たれ、淑女たれ」
  • 正しい言葉使いを守りましょう
  • 自分の身だしなみに誇りをもち、細心の注意をはらいましょう
    ~制服・ネーム・シューズはきちんと着用します
  • 自分の言動には責任を持ちましょう
  • 日頃から体調管理に気を配りましょう
  • 電話応対のエチケットを守りましょう
    ~コール3回以内に笑顔で出るようにし、3回以上の場合は「お待たせしました」とお詫びします
    ~用件を伺うときは必ずメモをとり、忘れずに伝達します
  • エネルギーの節約に努め、備品を大切にしましょう
「チームワークを大切に」
  • 自分だけではなく検査室全体の動きをみて行動しましょう
    ~自分にできることを考え、互いに進んで協力します
    ~声かけ・情報共有など積極的にコミュニケーションをとり、明るくオープンな職場環境づくりに努めます
  • 連絡事項は忘れずにきちんと伝えましょう
    ~連絡者は全員に連絡事項が伝わったかどうか必ず確認します
  • 報連相を徹底しましょう
    ~報告は迅速に行い、日時や状況を正確に把握して報告します
    ~その場で解決できない場合は然るべきところに申し送り、改善に向けて努力します
  • 他部署との係わり合いを大切にしましょう
    ~一検査員であると共に病院スタッフの一員であることを忘れず、積極的に協力しあいます
  • 個人の言動が、延いてはチーム全体の言動となることを忘れないようにしましょう

私たちは検査技師としてプロフェッショナルを目指します

「正確に・迅速に・より多くの情報を」
  • すべての検査において正しい知識と確かな技術を修得しましょう
    ~判断に自信が持てない場合は、必ず他スタッフと共に確認します
    ~ミスのないように提出前にはデータを確認します
  • 検査データは速やかにまとめ、出来るだけ早く提出するよう心がけましょう
  • 機器の点検などの精度管理を怠らず、故障時には速やかに対処できるようにマニュアルを確認しておきましょう
  • おごることなく常に向学心をもち日々努力しましょう
  • 検査はデータをとるだけではなく、検査時の患者状況もよく観察しましょう
    ~症状の判断に役立つ情報があればコメントしておきます
  • 患者さんからの訴えは親身になって聞きましょう
    ~必要性があると判断した情報は然るべきところに申し送ります
「守秘義務」
  • カルテや検査結果の取り扱いには十分注意しましょう
    ~個人情報の漏洩を防止し、院外へは持ち出しません
「医療安全・感染予防に努めます」
  • マニュアルに基づいた対応をしましょう
  • 決められた確認をしっかり行いましょう
  • 効果的な安全対策を講じるため、事例を報告しましょう
  • 手指消毒を徹底し、必要に応じて手洗い・うがい・マスクをしましょう
  • 室内、および検査機器・検査器具は整理整頓し清潔な環境整備に取り組みましょう

私たちは安心して検査を受けていただけるように心をこめて接します

「あいさつはいつも笑顔で」
  • あたたかい気持ちと思いやりをこめて、明るい笑顔でごあいさつしましょう
「対話を大切に」
  • こちらからすすんで声をかけ、緊張と不安を和らげましょう
  • 話すときは相手の目を見て、目線の高さにも注意を払いましょう
  • 年齢や症状に寄り添った話し方をしましょう
  • 質問には誠意をもってお答えしましょう
     ~自身の判断で答えられない質問は、然るべきところへ申し送ります
「利他の心で接します」
  • お名前は必ずフルネームでお呼びしましょう
     ~大きな声で叫ばず、お迎えに行く気持ちで呼びかけます
  • 出来るだけお待たせしないよう心がけましょう
     ~お待たせした場合は必ず心をこめてお詫びします
     ~やむを得ずお待たせする場合は、状況を説明して待ち時間をお知らせします
  • 検査を始める前に検査内容を説明しましょう
     ~付き添いの方にも検査内容と所要時間をお知らせします
  • 検査中は常に患者さんに気を配り、思いやりとやさしさをもって接しましょう
     ~靴の脱ぎ履きの際は、靴べらの使用の有無を伺います
  • 検査後は、「お大事にしてください」や「お疲れさまでした」など心を込めた一言を添えましょう
  • 身体に触れる際には必ず声をかけましょう
  • ご案内は分かりやすく正確に行いましょう
  • ご案内・移動の際には、患者さんへの配慮を忘れずに行いましょう
     ~案内・移動時にはすぐに支えられる距離を保ち、必要に応じ次の場所まで誘導します
     ~点滴をしている場合は、進んで点滴棒を持ち、チューブの長さに注意します
     ~車イスでの入退室時は、患者さんの姿勢を気にかけ、段差がある場合は声をかけます
  • 患者さんの立場に立って考え、接するよう心がけましょう
     ~患者さんの意思を尊重し、出来ることがあれば労を惜しまず助力します
「お年寄りに優しく」
  • 移動の際は歩行速度を合わせ、常に視界に入る位置で誘導しましょう
  • 患者1人1人に合わせたやりとりを心がけましょう
     ~はっきりした発音で話す、ゆっくり短く話す、分かりやすい表現で話す、
      ジェスチャー(身振り)をつけて話す、感情を込める(顔や言葉)
  • 焦らずゆっくり動作ができるよう声かけや雰囲気作りをしましょう
  • 長時間の検査は、検査時間や体勢について伝え、検査前だけではなく検査中にも確認しましょう