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音声・言語の障害

疾患紹介

音声・言語の障害

こちらの障害は、うまく言葉を発することが困難であることや、言語を用いて意思疎通が難しい場合に当てはまります。
当院では、リハビリによる音声訓練を行うことができます。

構音障害

構音障害こうおんしょうがいとは

構音障害とは、口や舌、声帯など声を出すのに重要な役割を果たす部位に障害が生じ、うまく発声ができなくなった状態を指します。
構音障害の原因は多岐にわたり、原因によっては発声だけでなく、食べ物などを飲み込むことにも支障をきたすことがあります。
構音障害では、正しい発音ができなくなってしまうことがあり、「がっこう」が「だっこう」となるなど、特定の音がうまく出なくなることがあります。
また、話すスピードが遅くなったり、抑揚がうまくつかなかったりといった症状をみることもあります。声がうまく出せず小声になってしまうことや、逆に声が大きくなってしまうこともあります。
構音障害の治療は、リハビリテーションが重要です。リハビリテーションを通して、発声の練習、口回りの筋肉の運動などを行います。
当院でもリハビリテーションを実施しています。

吃音

吃音きつおんとは

吃音とは、言葉の一部を繰り返したり引き伸ばしたり、言葉が詰まってしまったりと、滑らかに話すことができない症状のことを言います。図のようなくり返し・引き伸ばし・ブロックと3つの中心的な症状があります。
吃音には、小児期に他の原因となる疾患がなく起きる発達性吃音と、疾患や心的ストレスなどの原因で起こる獲得性吃音があります。
発達性吃音は、2歳から4歳の頃に発症することが多い発達過程の症状で、成長するにつれ解消する人も多いと言われています。
獲得性吃音には、神経学的疾患や脳損傷による獲得性神経原性吃音、ストレスなどによる獲得性心因性吃音の2種類があります。どちらも10代後半以降に発症するとされています。
幼児期に吃音が現れた場合、約7~8割が自然に治ると言わていますが、成人人口の1%に吃音が残るとされています。
「必ず治る」という確立された治療法はありませんが、症状を軽減するための方法はあります。しかし、どのような取り組みが効果的かは、症状や併存する疾患、年齢や状況、吃音の捉え方やニーズによって変化し、個人差も大きいとされていますので、まずは当院へご相談ください。