看護部

麻生病院看護部では、幼児から高齢者まで幅広い年齢層の方々へ看護サービスを提供しています。どのような年齢層の患者さんに対しても、人生観や価値観、希望に寄り添うことを大切にし、患者さん主体の看護提供が実践できることを日々の目標としています。

当院が行ったアンケート調査において、「患者さんが看護師に求めるものは何か」という質問で患者さんが一番に求めていたものは「笑顔」そして「やさしい言葉がけ」でした。
専門職としての知識・技術はもちろんのこと、患者さんが求めている「優しい看護」を提供することが私たちの役割です。

患者さんに良い医療サービスを提供するためには、職員が心身ともに健康であることが重要です。心にゆとりが無ければ人に対する心遣いや優しい言葉がけはできません。そのため、スタッフが働きやすい環境を整えられるよう努めています。

人材育成においては、プリセプターや先輩看護師が新人看護師をサポートし、「個人」を大切に守り育てていくこと、一人一人が主体性をもって知識・技術・態度を身に着つけ、看護師として、人として成長できるよう支えていきます。

患者さんやご家族から「麻生病院を選んで良かった」と思って頂けるよう、これからも看護部一同努力する所存です。

どうぞよろしくお願い申し上げます。

看護部長　郡　清子

笑顔で優しく丁寧に

当院が診療している、みみ・はな・のどは「聴く」「嗅ぐ」「食べる」「味わう」「身体のバランス」など生活するうえで重要な機能をつかさどる部位で、生後間もない赤ちゃんからご高齢の方まで幅広い年齢の方が受診されます。
看護師は年齢や疾患の特徴を理解し、患者さんが抱える苦痛に寄り添いながら診療のサポートができるように努めています。
また、当院では年間1500件以上の手術を行っており、手術を控えた患者さんへの入院生活のご案内や手術前検査の一部も外来看護師が実施しています。患者さんと接するのは入院と比べ短時間ですが、1人1人とお話しする時間を大切に、安全に配慮しながら笑顔でやさしく・丁寧な対応を心掛け、当院を受診して良かったと思って頂けるような看護を目指し取り組んでいます。

安全・安心な歯科治療を

口腔外科に来院される患者さんは、口の中に不安な症状のある方や、かかりつけの歯科から紹介状を持って受診されます。「歯を抜くように」や「粘膜にできもの」など不安な気持ちがあると思います。
私たちは患者さんが少しでも不安なく治療が受けることができるように、患者さんの不安な気持ちや立場を察し、思いやりを持って接するように心掛けています。また、スタッフ間での情報共有を行い、患者さんが安心して診療が受けられるようにしています。

「チームワーク」と「安全第一」！

麻生病院では、耳鼻咽喉科・歯科口腔外科で年間1500件以上の手術を行っており、 幼児から高齢者まで幅広い年齢層を対象としています。 手術室の看護師は、安全に手術が遂行できるように環境整備を行うと共に、患者さんの手術に対する疑問や不安を少しでも解消できるようコミュニケーションを大切にし、周術期看護を実践しています。 手術を受けられる患者さんが安心して手術に臨めるよう術前訪問を行っています。また、手術当日には声掛けを行う他に、手術室では音楽を流すなど患者さんの不安が増強しないよう配慮しています。 手術は、麻酔医・執刀医・病棟/外来の看護師など様々な部署との連携が不可欠です。そのため他部署とコミュニケーションをしっかり取り、手術がスムーズに行われるよう心掛けています。 手術室には専門的な知識や技術が必要とされるため、積極的に講習会へ参加し『安全・安心・安楽な看護の提供』を目指してスタッフ全員が協力し合い責任を持って業務に取組んでいます。

いつでも、声をかけてください

耳鼻咽喉科・口腔外科は「息をする」「食べる」「話す」「聞く」など日常生活上欠かせない機能が集まっている領域です。
健康な時は当たり前に思っている機能は、障害を受けた時にその大切さを実感します。
私たち病棟看護師は、入院される患者さんに寄り添い、入院生活が少しでも快適に過ごせるようにサポートいたします。
また、思いやりをもって笑顔で接することを意識し、患者さんが声をかけやすい雰囲気を大切にしています。 そして、退院される患者さんが安心して社会復帰できるための方法を、ご家族とともに考え支援しています。